2008年09月21日
『一国の通貨』を売り浴びせようとする『投機家』と、 自国の通貨を守ろう!!とする政府や中央銀行との戦い。
いきなりですが、、
今回は!!
かの有名な、
・『ジョージ・ソロス』 VS 『イギリス政府』との戦い
を振り返りたいと思います♪
その名も、、
・一国の通貨を売り浴びせよう!!
とする『投機家』と、
・自国の通貨を守ろう!!とする、
『政府や中央銀行』との戦い。
です♪
その戦いは、、
往々にして、投機家たちの勝利に終わる。。。
時代は、、1992年。
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ステージは、
いわゆる、『ポンド危機』です。
イギリスは当時、
欧州通貨制度(EMS)に参加しており、
EC(欧州共同体・現在のEUの前身)諸国との、
『為替レート』を、
・一定の範囲内に収める!!
『義務』を負っておりました。
しかし、、
・当時のイギリス経済は、
『低迷』していたため、
ファンドマネージャーとして有名な、
→ ジョージ・ソロスは、
・ポンドの為替相場は、
低迷している、、
→ イギリス経済の実情を反映していない!!
として、
・ポンドを売る!!作戦に出たのです。
イギリスは、
このソロスの『攻撃』に対して、
・『公定歩合』を引き上げて!対抗しました。
→ 通常、金利を上げれば、、通貨は上がります♪
イギリス政府は、
1992年9月16日の午前中に、
・『10%』であった、公定歩合を、
→ 『12%』に上げました。。
しかし、、
『12%』に金利を上げても、、
ソロスの凄まじい!!
『ポンド売り』攻撃により、、
・ポンドは下げ止まりませんでした。。
そして、ついに!!
同日の午後には、
・上げたばかりの金利、『12%』を、
→ 『15%』にしたのです!!
驚きですよね??
わずか『一日の間』に、
・公定歩合を『2度も!!』
しかも、合わせて、
『5%も!!』引き上げるのは、
ハイパーインフレに悩む、、
→ 発展途上国なら、いざ知らず、、
イギリスのような、
『先進国』では、考えられない。。
異常なこと!!です。。
しかしそれでも、、
・『ポンド売り!!』という、
流れを、
押しとどめることは不可能であったのです。。
その結果、
イギリスは、EMSから脱退し、
最終的に、、ポンドは、
なんと!!
→ 『40%も!!』下落したのです。。
一方、、ソロスは、
この攻防戦で、
→ 『20億ドル』もの利益をあげたとされております♪
いやぁ〜〜、すごいですよね〜〜。
・一人の投資家が、、一国を相手に!!
しかも、、イギリスという大国を相手に!!
→ 『投機資金』をぶっこんで!!
→ しかも、勝ってしまうのですから。。
ジョージ・ソロスって、すごいですよね??
さて!!
この戦いを、
違う側面で評価すると、、
日本政府による『円売り介入』など、、
・『国』が自国通貨の価値を、
→ 『ある一定の範囲内』に留めようと!!
・為替介入をしたり、
・金利政策を駆使しても、、
・一国の通貨の実力から、、
→ 価格が『乖離』していた場合は、、
・『市場の力』に勝つことはできない!!
ということが言えるでしょう♪
・1992年のポンド危機だって、
ジョージ・ソロスが、わざわざ、、
『ポンドの切り下げ操作』を行わなかったとしても、、
『時間』がたてば、
→ 『市場の力』により自動的に調整したことでしょう。
そう、ジョージ・ソロスは、
→ ポンド切り下げの『きっかけ』を創ったに過ぎない!!のです。。
10年以上経過した今、振り返っても、、
非常に、考え深い!!戦いですよね♪
次回も!!
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この記事へのコメント
1. Posted by マークジェイコブス バッグ 2013年04月25日 20:56
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